果たして「安い」というだけで格安SIMを選んでいいのか
こんにちは、管理人Wです。
先日の台風15号の影響で、千葉県では今でも停電が続いています。
そんな中、千葉県鋸南町の町議のツイートが新聞に取り上げられていました。
#鋸南町 大変なことに。
— 笹生あすか (@sasoasuka) 2019年9月9日
木は倒れ、屋根は飛び、壁ははがれ、崩れているお家もたくさんあります。
docomoしか通じず。昨夜から停電。
auの我が家は家電も通じず。
父は痰の吸引していて停電でできず。窒息の危険あるので入院。
ふるさとの変わりように涙止まらず。車もアウト。
でも、負けられない。
家屋が破壊され、電話ができず、車も走れない…と、悲惨な現実を訴えツイートですが、1つ目に留まった文言がありました。
それは「docomoしか通じず。」という部分。
そう、台風直後であってもdocomoは通じていたのです。
昔からdocomoは高いと非難され、最近は格安SIMの台頭でますます高いイメージを持たれていると思います。
しかし、高いには高いなりの理由があります。
決して殿様商売にあぐらをかいているだけではなく、事実上の国営キャリアとして、災害などの非常時であっても通信を途切れさせることのないよう設備投資と保守を行っており、そこにはそれなりのお金が必要となるわけです。
復旧後の通信も、格安SIMユーザーよりdocomoユーザーが優先されるようです。
また、故障時などのサポートも間違いなく手厚いのはdocomoでしょう。
格安SIMは月々の携帯料金は間違いなく安いですが、通信環境はdocomoなどの大手キャリアに比べれば脆弱です。
あくまでも大手キャリアの設備の一部を借りているだけなので、災害時にはそこに通信が殺到し通信速度は遅くなります。
また、大手キャリアの設備と格安SIM業者の設備をつなぐ接続回線は各格安SIM業者の管轄であり、安い通信料でサービスを提供している以上、そこに手厚い設備投資をすることはできません。
物事にはかならず因果関係があり、安いには安いなりの理由が、また高いには高いなりの理由があります。
格安SIMを含めた携帯キャリアを選ぶ際には、目先の安さにとらわれず、非常時のリスクなどを含めて慎重に選択する必要があると管理人は思います。
それでは。